歯ブラシの正しい選び方!歯磨き効果アップにもつながる
2023/11/17 ブログ
こんにちは、愛媛県松山市のもりもと歯科クリニック院長の森本です。
当院の「金属アレルギー・掌蹠膿疱症専門歯科医療サイト」をご覧いただき、ありがとうございます。
みなさんは普段、歯ブラシをどのように選んでいますか?
お口の大きさや状態は1人ひとり違うため、合う歯ブラシもそれぞれ異なります。毛の硬さやサイズが合わない歯ブラシを使い続けていると、汚れを落としきれないだけでなく、歯や歯茎を傷つけてしまうことも。
お口の健康維持に欠かせない、歯ブラシの正しい選び方について解説します。
1.ヘッドの大きさ
一般的には、毛束が縦3列に並んだ、小さめヘッドが適正なサイズです。小回りがきいて、細かいところまで磨けます。歯に触れる面積が小さいので、磨き残しがないよう隅々までブラッシングしましょう。
ヘッドが大きすぎると、一度に広い歯面を磨けますが、毛先が奥歯や細かい部分へ届きにくく、磨き残しが多くなってしまいます。
2.毛の硬さ
多くのメーカーでは「硬め」「ふつう」「柔らかめ」の3種類を販売しています。
・硬め
歯の汚れをしっかり落とせますが、歯が過度にすり減ったり、歯茎を傷つけたりしてしまう可能性が高いです。ケガをして手を動かす力が弱いなど、事情がある方には効果的ですが、そうでない方には「ふつう」か「柔らかめ」がおすすめです。
・ふつう
一般的なタイプの硬さです。特に気になる点がない場合は、「ふつう」がおすすめです。
・柔らかめ
歯周病などで歯茎が炎症を起こしている方、歯茎から出血しやすい方におすすめです。ただし、「ふつう」に比べて汚れを落とす力は弱いので、時間をかけて丁寧に磨くと良いでしょう。
3.毛先の形
こちらも、おおよそ3種類があります。お口の状態に合わせて選びましょう。
・「水平(シリンダー)」(平切り)
歯ブラシを横から見たときに、毛先が平らにカットされています。歯への接触面が広く、歯についた汚れを効率よく落とせるので虫歯予防におすすめですが、歯と歯茎の隙間など狭い箇所は毛先が届きくいです。
・「ラウンド」(円状)
水平(シリンダー)の毛先を加工して丸みをつけた、一般的なタイプの歯ブラシです。しっかり汚れを落としつつ、歯や歯茎を傷つけにくい形になっています。特に気になる点がなければ、この形状がおすすめです。
・「テーパード」(先が細い)
毛先が細く、歯と歯茎の隙間に入りやすいため、汚れをしっかり取り除けます。歯周病予防や、歯茎が腫れたり炎症を起こしたりしている方、出血しやすい方におすすめです。
電動歯ブラシ、音波ブラシってどうなの?
いわゆる普通の歯ブラシ(手用歯ブラシ)とは違い、モーターや音波の力を使って、より効果的に汚れを落とせるのが電動歯ブラシや、音波ブラシです。
自分で手を動かす必要がなく、短時間で汚れを落とせるため、手用歯ブラシが苦手な方、矯正装置をつけている方、高齢の方や手が不自由な方などに適しています。ただし、振動があるので「磨けている」と錯覚したり、ヘッドのサイズや形がお口に合わないなどの場合もあります。
・電動歯ブラシ
モーターにより、振動や反転、回転などの動きで、歯に付着した汚れを落とします。機種によりますが、振動数は1分間に約2,500~10,000回です。操作方法が簡単なので、初めて使う方にもおすすめです。
・音波歯ブラシ
1分間に約30,000回の音波振動を発生させ、口の中で細かい水流を起こして汚れを落とします。毛先が接しない、やや深めのプラークにも効果を発揮するので、歯周病予防が期待できます。
・超音波歯ブラシ
音波歯ブラシより振動が細かいタイプの歯ブラシで、プラーク奥に潜む細菌などを除去できます。ただし、振動数が非常に細かいので、電動歯ブラシや音波歯ブラシと異なり、普通の歯ブラシのように手を動かす必要があります。
歯ブラシの替え時は?
手用歯ブラシも、電動歯ブラシなども、毛が傷んできたら替え時です。
ヘッドを上から見たときに、毛束が開いたり、毛先が外に反ったりしていたら、交換しましょう。歯に毛先がきちんと当たらず、汚れが落ちにくくなっています。
一般的に、歯ブラシを変えるタイミングは1ヶ月ごとと言われていますが、もし1ヶ月も経たずに傷んでしまう場合は、磨くときに力を入れ過ぎていたり、歯磨き粉をつけ過ぎていたりする可能性があります。
お口の健康には、自身に合った歯ブラシを!選び方に悩んだら相談
お口腔の健康維持には、まず歯磨きによるセルフケアが大切です。歯ブラシは毎日使うものだからこそ、ご自身にきちんと合うものを選べば、そのぶん歯磨きの効果も上がります。
どんな歯ブラシがいいかお悩みの場合は、松山市、余戸・保免の歯医者 もりもと歯科クリニックへご相談ください。1人ひとりに適した歯ブラシや、口腔ケアアイテムをご紹介いたします。
ただし、歯の汚れは、日々の歯磨きだけでは、すべて落とし切れません。どうしても歯ブラシの毛先が届かない箇所があるため、歯科医院で定期的なメンテナンスを受けることをおすすめします。
当クリニックでは予防歯科を重視しており、歯が悪くなる前に、早期発見・早期治療をするよう努めています。歯やお口の健康が気になる方は、ぜひ一度もりもと歯科へお越しください。
皆さまのご来院をお待ちしております。
下記のページもご参照ください。
一般歯科|松山市、余戸・保免の歯医者|もりもと歯科クリニック
歯ブラシでとれる歯垢は約60%!歯間ブラシ&フロスを使おう|ブログ|金属アレルギー・掌蹠膿疱症専門歯科医療サイト|松山もりもと歯科クリニック
「お口の健康状態」が「全身の免疫」を変える?|ブログ|金属アレルギー・掌蹠膿疱症専門歯科医療サイト|松山もりもと歯科クリニック