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プラークを落とす!話題の「ウォーターピック」とは?使い方、メリット・デメリットを解説

プラークを落とす!話題の「ウォーターピック」とは?使い方、メリット・デメリットを解説

2024/09/07 ブログ

こんにちは。愛媛県松山市のもりもと歯科クリニック院長の森本です。当院の「金属アレルギー・掌蹠膿疱症専門歯科医療サイト」をご覧いただきありがとうございます。

皆さんは「ウォーターピック」をご存知ですか?どこかで耳にした、家電量販店などで見たことことがある、という方もいるかもしれません。今回はウォーターピックの使い方やメリット、デメリットについて解説します。

ウォーターピックとは?

ウォーターピックは、ジェット水流の水圧を利用して、歯間や歯茎の隙間を洗浄する口腔ケアツールです。歯ブラシなどでは届きにくい箇所の食べカスやプラーク(歯垢)を効果的に取り除くことで歯や歯茎を健康に保ち、虫歯、歯周病の予防に役立ちます。

特に、矯正装置をつけている方や、ブリッジやインプラントを使用している方は、細かい溝や隙間に汚れが溜まりやすいので、ウォーターピックが有効でしょう。

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ウォーターピックの使い方のコツ

タンクに水を入れ、ノズルを口の中に挿入してスイッチを入れるとジェット水流が出るので、汚れを落としたい箇所に当てて洗浄します。より効率的に使うためのポイントは4つです。

1.歯と歯茎の境目に沿うようにノズルを動かすと、水流が歯周ポケットに入り込んで、汚れを洗い流します。

2.前歯を先に綺麗にしても奥から汚れが流れてくるため、奥から先に水流を当てて、ノズルを徐々に前へと移動させます。

3.普段、歯間ブラシを入れる歯と歯の隙間“三角地帯”を狙って、しっかり水流を当てましょう。水は自在に形を変えるので、隙間の大小にかかわらずしっかり汚れを落とせます。

4.矯正装置などをつけている方は、口腔内の凹凸が多くなり、汚れがより詰まりやすい状態になっています。器具まわりは重点的に水流を当てましょう。ワイヤーの下にノズルを入れるイメージです。また、矯正治療中は歯茎が柔らかく炎症が起きやすい状態なので、歯茎にもしっかり水流を当ててケアしましょう。

ウォーターピックのメリット

ウォーターピックには、さまざまなメリットがあります。

歯垢を効果的に除去できる

ウォーターピックのメリットは、何といってもプラークの除去力が高いことです。歯間ブラシとフロスの効果をあわせ持ち、歯間や歯周ポケットの奥に詰まったプラークを取り除くことができます。

ウォーターピックの水流を当てた箇所のプラーク除去率は、最大で99.9%といわれており、プラークが固まって歯石になることも防げます。また、歯間ブラシやフロスと比較すると、ウォーターピックのほうが歯や歯茎に優しいというデータがあります。

手軽で使いやすい

ウォーターピックは、デンタルフロスに比べて使いやすく、慣れれば手軽に使用できます。特にフロスが苦手な方や、手先が器用ではない方にとっては、気軽に口腔ケアができるためお勧めです。

歯茎のマッサージ効果がある

ジェット水流は程よく勢いがあり歯茎に刺激を与えるため、マッサージ効果をもたらします。これにより血行が促進され、歯茎の健康につながるだけでなく、歯周病の予防にも役立ちます。

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矯正装置やブリッジ、インプラントの周囲も清潔に

矯正装置をつけている場合、歯ブラシだけでは装置の周りの汚れを十分に落とすのはなかなか難しいです。しかしウォーターピックなら、ブラケットやワイヤーの周りに詰まった食べ物やプラークを効果的に、かつ歯茎を傷めることなく洗い流せます。ブリッジやインプラントを装着している場合も同様です。わずかな隙間から入り込む汚れを除去することで、インプラント周囲炎やブリッジのトラブルを防ぐことができます。

ウォーターピックのデメリット

ウォーターピックには多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。

頑固なプラークは落としにくく、痛みを感じる場合も

ウォーターピックは歯間や歯茎のポケットの洗浄には優れているものの、プラークの除去力に関しては、デンタルフロスに劣る場合があります。特に、しっかり付着したプラークを除去するには、ウォーターピックと併せてデンタルフロスや歯ブラシを使用することをお勧めします。また、水圧により歯茎に痛みが生じるケースもあります。

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初期投資が必要

ウォーターピックの価格は数千円〜数万円と幅がありますが、数百円で購入できるデンタルフロスに比べると初期投資が必要です。また、機械のメンテナンスや交換パーツのコストもかかります。

電源の確保とメンテナンスが必要

ウォーターピックは電気で動くので、電源が必要です。旅行や外出先で使用する場合には、バッテリータイプのモデルを選ぶか、コンセントのある場所で使用する必要があります。また、タンク内の水を捨てて水滴を拭き取るなど、清潔さを維持するためにメンテナンスが必要な製品があります。

操作に慣れるまで時間がかかる

初めてウォーターピックを使用する際は、ジェット水流の強さやノズルの使い方に慣れるまで、時間がかかるかもしれません。誤って水を撒き散らしてしまうこともあるため、慣れるまでは慎重に操作しましょう。

ウォーターピックによる口腔ケアで、虫歯・歯周病予防を

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歯ブラシやデンタルフロスなどでも取りきれない食べカス、汚れ、そしてそれが細菌の塊となったプラークは、放っておくと口臭の原因になったり、虫歯や歯周病を引き起こしたります。

細かな汚れはデンタルフロスや歯間ブラシで取り除くのが効果的です。しかし、それも届かない部分にアプローチする際や、フロスの扱いが苦手な方、矯正中の方やインプラント、ブリッジを使用している方などは、手軽で便利なツールとしてウォーターピックを使用してみてはいかがでしょうか?

そしてセルフケアだけではなく、歯科医院での定期的なメンテナンスを受けることで、お口を健康に保つことができます。口腔ケアで気になることがあれば、松山市の歯医者 もりもと歯科クリニックへご相談ください。

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